【ミッション】
〇在宅医療により患者様とご家族の健康不安を解決
【ビジョン】
〇患者様とご家族の要望を最優先に個々のケースに即した医療の提供
【ゴール】
〇患者様が住み慣れた日常の中で安心して暮らせること
医療法人弘寿会理事長の門川と申します。私が文京区小石川の地に小石川ホームクリニックを設立して20年弱の年月が経ちました。世間にも在宅医療は徐々に認知されるようになり各地で浸透しつつあります。今後日本が迎える超高齢化社会において担うべき役割は益々重要になると思われたこの時期にCOVID19の感染が全世界に広がり、世の中の生活様式は激変しました。三蜜、ソーシャルディスタンス、オーバーシュート、PCR検査、クラスター、実行再生産数、パンデミックetc.聞きなれない言葉がメディアにあふれ今は誰でもそれらの用語を日常会話で使用するようになりました。
様々な産業界がコロナの影響を受け厳しい試練に見舞われています。医療の世界もしかり。少し前まではこんな状況になると誰も想像していなかったはずです。感染が収まったとしても以前と同じ生活様式に戻るかどうかは現時点では不透明と言わざるを得ません。しかし、戻ることがベストな選択かというと議論の余地はあるのではないでしょうか。なぜなら私たちは多くのことに気付かされたからです。例えばリモートでも仕事ができる、マスク・手洗い・換気が感染症に有効だったということを知りました。一方自粛生活が長引くとストレスを感じ、運動不足になったり食べすぎたりして体重が増えるetcマイナスの側面も経験しました。私もかつて当たり前だった日常が本当に自分にとって必要だったのか私自身いつの間にか自問自答するようになったのです。
医療の世界もパンデミックに脆弱な体制であることが露呈しました。政治も混乱しました。各業界では今後打つべき予防・対策を検討していることでしょう。私もニューノーマルな時代に医療のあるべき形を模索しようと昨年茅場町ウィズクリニックを立ち上げたのに続き初めての試みとしてICTを積極的に活用し外来と訪問診療同時に稼働させる事により、外来から在宅医療へのシームレスな医療を実現すべく南品川スマートクリニックを立ち上げた次第です。世界は正解のない問いに答えようと動きだしています。微力ながら私もその一歩を踏み出しました。
小石川ホームクリニック、茅場町ウィズクリニック、南品川スマートクリニック、地名とクリニックの間に挟まれた言葉に込められた思いを実現するために今後とも日々精進していきたいと思っております。
2021年4月
医療法人社団弘寿会
理事長 門川誠